お歳暮に“異変” サイバー攻撃の影響色濃く…定番「ビール」が品薄に 新たな需要「自分用」も 大分

2025年12月04日 18:30更新

この一年、お世話になった人たちなどに感謝の気持ちを込めて贈るのがお歳暮です。

 

 

しかし、2025年はそのお歳暮の定番に異変が起きています。

 

 

 

 

 

贈る人が減っているとも言われるお歳暮ですが、もらうとうれしいものです。

 

 

街の人は…

 

 

◆女性

 

「なかなか普段買えないものをいただけるからうれしい」

 

 

◆男性

 

「もらって喜んでいる顔を想像しながら、その時に久しぶりにお礼の電話をかける場合も多い」

 

 

◆男性

 

(Qどんなものを渡そうと?)

 

「ビール!」

 

 

(Qやっぱりお歳暮といえばビールみたいなところありますか?)

 

「ビール、ビールしかないわな」

 

 

(Qもらったら?)

 

「うれしい」

 

 

お歳暮の定番の1つが「ビール」です。しかし…

 

 

◆TOS渡辺一平記者

 

「こちらはお歳暮を販売する特設会場のビールのコーナーだが、ことしの商品数は例年の3割ほどということです」

 

 

大分県大分市のトキハ本店では、例年、お歳暮ギフトとしておよそ45種類のビールセットを販売していますが、2025年は13種類と大きく減っています。

 

 

 

 

 

その原因がアサヒグループホールディングスが9月に受けたサイバー攻撃です。現在も一部商品の出荷を制限する事態が続いていてお歳暮ギフトは3種類のみとなってます。

 

 

この影響で他のビールメーカーも需要の急増に追いつかないとして一部のお歳暮ギフト商品の販売を中止しています。

 

 

トキハのオンラインサイトのお歳暮ページでも多くの商品が在庫なしの表示に。

 

 

トキハでは、取り扱える種類は減っているが販売中のものの在庫は確保しているとしています。

 

 

一方で近年、お歳暮商戦に新たな流れが。それが「自分用」のお歳暮です。

 

 

◆客は

 

「自宅用に醤油を探したりしていた。種類もたくさん見られるのでどういったものがいいか選ぶのも楽しい」

 

 

調味料や食品などを自宅用に買ったり実家に贈って年末年始に自分も含む家族で楽しむという流れが広がり、新たな需要を生んでいるということです。

 

 

◆株式会社トキハ食品MD部 佐藤靖二さん

 

「洋菓子とか和菓子に関しては結構若い30代、40代の客が自分用で使うケースも見受けられる」

 

 

お歳暮は今、贈り物としてだけでなく、自分への一年間のご褒美としても選ぶ新たな形に変わりつつあります。

 

 

これから迎える年末年始、自宅でのひとときを充実させる選択肢として考えるのもいいかもしれません。

 

 

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